一丸レフ買って2年半のまとめ
最初に一丸レフを買ってから2年半ほど経ち、先日フルサイズ機を買ってある程度考えながら写真を撮るようになってきたと感じたので、振り返りと現時点でのテクニックのまとめとして書いておく。
カメラの設定とか
撮る前にダイヤルをよくいじるようになった。一体何をしているのか。
被写体を発見したら、まずは被写体の動きを確認する。これはモード選択に関わる。例えば、落ちる水滴を粒で撮りたければSS優先モードにし、SSを1/1000程度まで上げる。動きが関係なければ、絞り優先モードにする。
絞り優先モードでは、被写体深度の確認をする。浅ければ、ボケ味を大きく出すために背景との距離が空くポジションを探す。副題もあれば、どんな構図がバランスいいか考える。深ければ、深度によってF値を上げていく。風景などはF11まで上げる。その際、SSも確認しておく。もし1/100を切るほど暗いのであれば、ISO感度でも稼いでいる可能性があるのでそちらも確認。私はISO感度をAUTOにしていることが多いので、ISO4000を超えていたら4000をリミットに設定し*1、SSを長くして明るさを稼ぐ。LUMIX S5は強力な手振れ補正があるので、1秒程度であれば多少集中すれば全然ブレない。
被写体の考え方
良い写真を撮るために最も必要なのは、構図のテクニックはもちろんだが、被写体を明確にすることである*2。また、気を付けたいのは、被写体に寄りすぎないことである。撮りたいものが明確になると、寄りがちである。少々控えめくらいでちょうどいい。最悪、撮った後にトリミングで余白を短くすることはできる。意外と侮れないのは水平垂直。建物のような構造物がフレームに対して傾くとかなり目立つ。LUMIX S5は、水準器を表示することができるので調整は楽になった*3。
次に、よく使う構図をまとめる。
日の丸構図
被写体をフレームの真ん中に配置する最もオーソドックスな構図。私は面白い被写体*4や、特に真面目に撮るほどではないがとりあえず記録はしておきたい場合などにパシャリと撮ることが多い。被写体が真ん中にあるので目立つ。低F値で背景との距離も多くとり、ボケ味を出すことで被写体をより際立たせることができる。
三分割構図
フレームに縦横3分割する線を引き、その交点に被写体を配置する構図。被写体＋周りの様子も写したいときに使っている。私は交点というより、分割線上にも被写体を置いている。S5を買ってから使い始めた構図。今まで明るいレンズはROKKOR 55mm F1.8しか持っていなかった。D5600にMFアシストの類が無かったためこのような構図で任意の位置にピントを持ってくるのは困難であった。
最近は縦の三分割構図にハマっている。バリアングルを若干斜めにし、カメラを地面スレスレに構えて撮る。普段とは違う視点なので面白い写真が撮れる。
放射構図
何かしらのラインが収束するような構図。通路、道路でやりがち。私は特に線路。今までF8あたりで撮っていたが、F11まで上げないと遠くの解像感が弱い。それに加え、水平と対称が揃わないと何かズレている違和感が発生する。上記写真の下辺を見ると、線路の生える場所が大体左右対称になっている。
今後の課題
光に弱い
撮った写真を編集する段になって白飛び黒潰れがあって無理矢理調整していることもあるので、露出補正を使いこなしたい。S5はシャッターボタンの近くに露出補正ボタンがあるので、積極的に使っていきたい。また、オールドレンズを使ってわざとゴーストやフレアを入れたりなどの小技も習得したい。
PhotoshopとLightroomを使いこなせていない
AdobeのPhotoshopとLightroomをサブスクしているが、全然使いこなせていない。使っていく内にというより、一発重めの本を買って勉強から始めた方がいい気がする。現状、Lightroomでプリセットで編集して微調整、という程度。Photoshopは触った程度でしかない。
主題しかない
町歩きスナップはよくするが、目立ったものがないと何も撮れない。また、あるとしてもそれのみを撮るので面白味が無い。撮ったあとにフォルダを見ると同じような写真ばかりがあり悲しくなる。そもそも構図の引き出しが少ないのが問題である。他の人が撮った写真をたくさん見て、引き出しを増やしていきたい。
