エッジランナーズ面白すぎ
サイバーパンク エッジランナーズを見た。しかもイッキ見。久しぶりにここまでアニメに没入した。それくらい面白かった。
サイバーパンク エッジランナーズ (cyberpunk.net)
感じたことや妄想を雑多に書き連ねていく。
ガジェット類や各用語
冒頭からICE(Intrusion Countermeasure Electronics:侵入対抗電子機器)が登場するあたり「もうこのへん履修済だよね?」と言わんばかり。ギブスンへのフォローが見られたので初っ端でこの世界を大変信用できた。また、これらを破るクラッカーはランナーで、ディープダイブすればインターネット空間に意識を没入できる。舞台のナイトシティはコーポという巨大企業が牛耳っており、本作ではアリサカとミリテク。ミリテクは軍事企業っぽい感じがする。(名前もミリタリー×テクノロジー?)
お気に入りの「MaxTac」
僕のお気に入りはサイバーサイコシス処理専門治安維持部隊「MaxTac」で、コイツら見た感じ巨大クロームの類も入ってない生身の人間(或いはとんでもない密度で生身の人間みたいなボリュームでヤバい性能してるサイボーグ)なのに、サイバーサイコシスとやり合う強さなのがいい。これがゴテゴテのサイボーグだとダメなんだよ。それか、対サイバーサイコシスでEMP使用が大前提だから、隊員は生身の方が有利とか。なにそれ鬼哭街じゃん。それはそれとして、MaxTacはちょくちょく登場するんだけど、みんな絶対にやり合おうとせずに「ヤベェ!MaxTacが来るぞ!」な具合で恐れられてる。それで、ここからが重要で僕の妄想だが、MaxTacの装備はミリテクが供給してるし、一方でサイバーサイコシスの元となる違法強力クロームの類をナイトシティにバラ撒いてるのもミリテクだよ。狂暴化と数を増すサイバーサイコシスに対して、MaxTacの装備も強くせざるを得ない。MaxTacの運営元が政府なのかは分からないけど、ミリテクにより強い装備の発注が舞い込むのだ。放火魔の消防士みたいな。ミリテクはそうやって巨大化を続けている。
エッジランナーズはポストサイバーパンク
エッジランナーズの世界観は、大企業が支配するディストピアやサイボーグ技術など、紛れもないサイバーパンクである。一方で、節々に現れるTRIGGERのコミカルさが手伝ってスノウ・クラッシュのようなポストサイバーパンクな印象を受けた。
鬼哭街アニメ
このスピード感と描写が許されるなら、鬼哭街アニメ化も容易だな?と思った次第。
ただ、エッジランナーズのこの面白さはTRIGGER×サイバーパンクの親和性もあったと思う。鬼哭街はコミカルシーンが全くない。この殺伐さをどう表現...と思ったら、そういえばすでにPSYCHO-PASSや攻殻機動隊で描かれてたなぁと。
おわり
過去に書いたニューロマンサー関連の記事はこちら。